はじめに
介護タクシー事業を営む皆さまにとって、ホームページは「お客様に選ばれるための窓口」と言える重要なツールです。
現在は、高齢者の方も、積極的にスマホやPCを利用して情報収集をしています。
近くに良い介護タクシー事業者がいないか、インターネットを利用して検索される時代です。
しかし、多くの事業所様がホームページを活用しきれていないのが現状です。
弊社のお客様の中でも積極的にホームページを活用している事業者さんは、集客にもある程度は成功されている印象があります。
そこで、本記事では、ホームページの作成を失敗しないために押さえておくべきポイントを、わかりやすく解説していきたいと思います。
ホームページの目的を明確にする
まず、ホームページを作成する目的を明確にしましょう。
介護タクシー事業所のホームページには、以下のような目的があります。
- お客様へのサービス内容の周知
- 新規のお客様を獲得するための集客
- 既存のお客様との信頼構築
目的がはっきりしていると、何を載せるべきかが明確になります。
必要な情報をわかりやすく掲載する
高齢者やその家族がホームページを訪れることが多いため、情報はできるだけ簡潔に、見やすくまとめましょう。
以下の情報は必須です。
サービス内容
例:車椅子の対応、通院介助、救援事業の内容など。
料金表
明確な料金が記載されていると、お客様に安心感を与えます。運輸局より発行される運賃認可書のイメージ画像なども使うと信頼感がアップするかもしれません。
対応エリア
どの地域でサービスを行っているかを具体的に記載します。
お問い合わせ先
電話番号やメールアドレスをわかりやすく表示し、簡単に連絡できるようにします。
オンラインで予約が出来るようなシステムを入れられると、なお良しです。
事業所の所在地と写真
信頼性を高めるため、事業所の外観写真やスタッフの写真を掲載すると効果的です。
スマートフォン対応は必須
スマートフォンで検索する人が増えています。
そのため、スマートフォンで見やすいデザインにすることが大切です。
具体的には、
- ボタンや文字は大きめに。
- シンプルなレイアウトを心がける。
- スマートフォン対応のテンプレートを使う。
これらの施策が必要になります。
利用者さんはご高齢の方やお身体が不自由な方も多いです。とにかく、見やすく、わかりやすいデザインにすることが大切になります。
写真やビジュアルで安心感を伝える
テキストだけでは伝わらない「雰囲気」や「安心感」を写真やイラストで補いましょう。
- 車両の写真(外観や内部の設備)
- 運転者やスタッフが笑顔で対応している写真
- サービスを利用するお客様のイメージ写真(許可を得たもの)
これらがあると、「この事業所なら安心して頼めそう」と感じてもらいやすくなります。
お客様の声や実績を掲載する
実際のお客様の声や、これまでの実績を掲載すると、信頼性が大幅にアップします。
- 「○○市のAさん、通院で利用」など具体例を記載。
- 「年間○○件のご利用実績があります」と数字を使う。
SEO対策で検索されやすくする
SEO(検索エンジン最適化)とは、Googleなどで検索したときに上位に表示されやすくする工夫です。
以下のポイントを抑えると、集客力がアップします。
- 「介護タクシー ○○市」など、地域名を含めたキーワードを入れる。
- ブログ記事でお役立ち情報を発信(例:介護タクシーの上手な利用方法、自治体発行の割引チケットの入手方法)。
- 定期的に情報を更新する。
- 毎日、日記を書く。
プロに相談するのも一つの方法
「自分で作るのは難しそう」「何をどうすればいいかわからない」という場合は、ホームページ作成のプロに相談するのも一つの方法です。
最近は、低価格でホームページを作成してくれる業者も増えています。
ただし、業者選びの際は以下に注意してください。
- 過去の実績を確認する。
- 契約内容や費用が明確かどうか。
ホームページを作った後もメンテナンスを忘れない。作りっぱなしで終わらない。
ホームページを作成して終わりではありません。定期的に情報を更新し、古い情報をそのままにしないようにしましょう。
例えば、
- 新しいサービスを追加したときに情報を更新。
- お知らせ欄でキャンペーン情報を発信。
などです。
まとめ
介護タクシー事業所にとって、ホームページは「新しいお客様との出会いをつくる場」です。
お客様が安心して利用できるよう、わかりやすい情報を載せ、信頼感を高める工夫をしましょう。
また、最初から完璧を目指す必要はありません。
一つずつ改善していくことで、効果的なホームページを作ることができます。
ぜひ挑戦してみてください。